一石二、三鳥

ラスカル

2014年03月08日 23:44

毎日お客様のお宅にお邪魔して身体を動かす仕事をしているものですから、
年齢とともに健康管理に気を使う気持ちが強くなってきました。

体が資本のプロスポーツ選手は勿論ですが、会社の営業マン、小説家、学校の先生などなど、
どんな仕事でも、心身ともにフレッシュな状態でする仕事と、そうでない状態でする仕事には
少なからずクオリティーの差が生じると思います。

私の場合はハウスクリーニングの仕上がりが商品なわけなので、心身の不調=仕上がりのクオリティー
の低下は、お客様の満足度の低下に直結してしまいます。

プロとしてはそれは許されないことだと思うようになり、1年半前ぐらいから食事制限と、半身浴をする
ようになりました。

その結果、慢性化していた肩や首の痛みが殆ど無くなり、開始して以来、風邪は一度も引いていません。
疲れやすかった身体も今では相当ハードな仕事の後でもあまり疲れが残らなくなりました。

薄くなった髪の毛も少し濃くなったような気がします。多分気のせいですが・・・・

食事制限は少しつらい部分もありますが、半身浴はすごくリフレッシュできます。
30分から1時間ぐらいお湯に浸かっていますが、その間暇なので本を読むようになりました。

最初は百田尚樹さんの本を片っ端から読みました。殆ど全部読みましたが、「海賊と呼ばれた男」には
起業人としてとても刺激を受けました。この小説で主人公が信念として掲げているのが
「黄金の奴隷たるなかれ」という言葉です。

「お金を目標とするな、事業を目的とせよ」とい意味なんですが、お金のためではなく、社会貢献のために、
もっと言えば人の喜びや人助けのために自分を尽くすということなんです。

仕事をしていれば利益優先で考えてしまうこともありがちなことですが、この本を読んで改めて大事なこと
を心に刻むことが出来ました。

百田尚樹の次は半沢直樹で有名な池井戸潤の小説を読みあさりました。

この人の小説にはドラマの半沢直樹を見ても分かるように、名誉や出世、利益だけのために仕事を
するのではなく、お客様、社員、自分の家族、取引先やその人達の家族のために働くという信念が
根底にあります。

その信念を守るために大きな利益を棒に振ってまでも巨大な組織に立ち向かい、そして打ち負かしてしまう
という流れが多々あり、半沢直樹の倍返し的な痛快感を味わうことが出来ます。

なによりも事業主として、一番大事にしなければならないことを懇々と教えてくれます。



話をもどして、半身浴と食事制限。
ちょっと根気も要りますし、食事に関しては物足りない感じの毎日ですが、
それで得たものは僕にとっては本当に大きなものばかりです。

健康とリフレッシュできる時間、そして事業主としての魂というか思い。
まさに一石二、三鳥です!!



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