フローリングにワックスは必要か?

フローリングにワックスを塗ることが本当に必要かどうかを考えたことがある人は少ないと思います。

そもそも何故フローリングにワックスを塗るのか?

考えられる理由はいくつか有ります。

①フローリングに傷がつくのを防ぐ
②光沢を出して見た目をよくする
③汚れを付きにくくする
④汚れが付いても落としやすくする

だいたいこんな感じではないでしょうか。

①に関しては、ワックスを塗ることでフローリングに細かい擦り傷が入るのを防ぐことが出来るので目的は達成できます。ただし、物を落としたり、重い物を引きずったりした時に入る大きな傷は防ぐことは出来ません。

②に関しては、ワックスを塗布すると光沢が出てピカピカになります(つや消しのワックスは除きます)ので目的は達成できます。が、ワックスは種類にもよりますが基本的には硬い皮膜ではないでの、傷が入りやすく、数ヶ月で光沢は無くなってしまうことがほとんどです。
ですので見た目を良くするという目的で塗る場合は、数ヶ月から1年で上塗りする必要があります。

③に関しては・・・・実はワックス皮膜の粒子は結構粗く、粒子の隙間に汚れが入り込みやすいのです。
ですので汚れがつきにくくなり、掃除が楽になるということは少ないでしょう。
汚れをつきにくくするという目的のみでワックスを塗るのは間違いと言えるかもしれません。

④に関しても③とよく似ています。ワックスの中(粒子の隙間)に入り込んだ汚れは表面を拭いたり擦ったりしてもなかなか落とせません。
ワックスごと削るぐらい激しく擦らないとダメなのです。
擦って汚れが落とせたとしても、その部分だけワックスが剥がれた状態になるので、見た目が悪くなります。
ですので、汚れを落としやすくするという目的でワックスを塗るのも間違いなのです。

以上4つの理由から考えると、ワックスを塗るのはフローリングを保護することが最大の目的で、フローリングの見た目を良くするという目的なら、定期的にメンテナンスすることが前提になります。
それ以外の目的はあまり当てはまらないということです。

1回塗ったきりで後は何もしないというのであれば、フローリングを保護する効果は有りますが(ワックスが擦り減るまでは)、見た目はワックスを塗らないフローリングよりも悪くなりますし、汚れも取れにくくなるので塗らない方が良いいのです。





ここで表題に戻ります。「フローリングにワックスは必要か?」

ご自身の家を大事にし、20年、30年経ってもキレイなフローリングを維持したいというのであればワックスは絶対に必要です。ただし、上記③や④の理由から、定期的にメンテナンスする必要があります。

具体的なメンテナンス方法は、①ワックスを塗る→②1年に1度上塗りする→③3~5年に一度ワックスを全て剥がし、再度塗り直す。これの繰り返しです。

ワックスの良いところは、ワックス自体は汚れが染み込みやすいですが、ワックスを剥がしてしまえば、キレイなフローリングの状態に戻るというところです。

もしワックスを塗っていなければ、フローリングは除々に傷んで張替え時期は確実に早まります。

定期的にメンテナンスすることが面倒で、フローリングが傷んでしまったら張り替えればいいという考えでしたらワックスは必要がないという判断になります。

ワックスを塗るかどうか迷っているのであれば、是非上記内容を参考にして下さい!

補足としてコーティングの説明もしておきます。

現在ではコーティングと呼ばれるものも普及しています。

コーティングの種類は様々で、主成分がガラス系のもの、シリコン系のもの、セラミック系のもの、UVコーティングと呼ばれるものなどですが、これらは通常のワックス(アクリル樹脂など)と比べると皮膜が丈夫で防汚性能が高いです。

種類によっては光沢もかなり高く、

①フローリングに傷がつくのを防ぐ
②光沢を出して見た目をよくする
③汚れを付きにくくする
④汚れが付いても落としやすくする

大抵のコーティング剤はこれらを全て満たすことが出来ます。

ただし、弱点もあります。まず、施工金額が高いです。樹脂ワックスと比べると5倍前後するのではないでしょうか。

剥がすことができないことも弱点です。ワックスの場合はワックス自体の汚れや傷が目立ってくれば、一度全て剥がし、0に戻すことが出来ます。

しかしガラス系、シリコン系、セラミック、UVなどのコーティングは一度塗ると剥がせないのです。

傷が入って見栄えが悪くなっても上塗りすることしかできず、リセットすることが出来ません。

また、施工したコーティング業者が無くなっているということが珍しくないので、業者選びも慎重にしなければなりません。

フローリングのワックスのこで悩まれているなら、これらのこととご自身の理想を照らしあわせて慎重に検討して下さい。

ラスカルではどちらの施工もしていますが、私個人としては通常の剥離が可能なワックスをお勧めします。

剥離して塗り直しができるというのは何度も新品感覚が味わえて気持ちが良いからです!










  

Posted by ラスカル at 17:40フローリングワックス事例

大阪・箕面市箕面にてフローリングワックス

こんにちは。大阪で一番喜ばれるハウスクリーニング店を目指しているハウスクリーニングラスカルの増谷です。

箕面市のお客様からのご依頼でフローリングワックスを実施いたしました。

新築時にワックスを塗布し、2年経過して今回の作業になります。

日頃のおそうじも行き届いているようで前回塗布したワックスの傷みもほとんどありません。

ワックスを塗布する場合の下地処理は2種類あります。

既存のワックスが傷みと汚れで見栄えが悪くなっている場合、ワックスを全て剥がしてしまってから新たにワックスお塗る方法と、既存のワックスの傷みが少ない場合は、ワックス表面の汚れを拭き取り、ワックスを上塗りする方法です。

今回は後者で実施しました。

表面を除菌洗浄し、ワックスを上塗りしました。

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キレイに仕上がりました。

本日はご依頼いただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!


  
Posted by ラスカル at 18:33Comments(0)フローリングワックス事例

大阪・吹田市山田西にてハウスクリーニング

こんにちは。大阪で一番喜ばれるハウスクリーニング店を目指しているハウスクリーニングラスカルの増谷です。

ホームページの改修などに時間がかかり、とても久しぶりの更新になります。

本日は吹田市のお客様からのご依頼でフローリングワックスの剥離作業とワックス塗布作業を実施いたしました。

実は古いワックスには汚れが浸透して表面を拭いたり擦ったりしても汚れはとれません。
そういう場合は古いワックスを剥がす剥離作業が必要になります。

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ワックスを剥離し、仕上げに新しいワックスを塗布します。

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お部屋全体が明るくなり、お客様にも喜んで頂けました!

本日はご依頼いただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

  
Posted by ラスカル at 18:56Comments(0)フローリングワックス事例

大阪・吹田市にてワックスの剥離作業

こんにちは。大阪で一番喜ばれるハウスクリーニング店を目指しているハウスクリーニングラスカルの増谷です。

本日は吹田市のお客様からのご依頼でフローリングのワックスの剥離作業(ワックスをはがす作業)を実施しました。

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床材が無垢の木(表面加工がなされていない木材)なので通常の洗剤では床材を傷めてしまいます。

本日は中性で粘性のあるワックス剥離剤を使用しました。

中性を使うことで木材をいためるリスクが軽減されます。また、粘性があることで木に洗剤や水分が浸透してしまうことを防ぎます。

少し時間はかかりますが、小さなスペースを少しずつ丁寧に作業を進めていきます。

全てのワックスを剥離した後は無垢材に適したワックスを塗布して仕上げです。


本日はご依頼いただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

※写真はお客様の了承を得て撮影・掲載しております。





  
Posted by ラスカル at 22:58Comments(0)フローリングワックス事例

大阪・吹田市にて店舗フロアのワックス

こんにちは。大阪で一番喜ばれるハウスクリーニング店を目指しているハウスクリーニングラスカルの増谷です。

本日は吹田市のお客様からのご依頼で病院のフロアの洗浄、ワックス仕上げを実施しました。

定期的にご依頼いただいているので、汚れは少ないですがポリッシャーという機械で床を洗浄します。

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整形外科なので治療やリハビリの機具が多く、その全てを移動させながらの作業になります。

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6時間から7時間かけの作業です。

2ヶ月に1回の定期作業なので、いつもキレイな状態を保てています。

本日はご依頼いただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。







  
Posted by ラスカル at 22:50Comments(0)フローリングワックス事例